活性酸素スーパーオキシドによるテルペノイドの「非酵素」経路を発見しました
本学農学部農学科(生物有機化学分野)の佐藤努准教授らの研究グループは、国立成功大学(台湾)の橋本昌征助教との共同研究により、テルペノイドの合成経路として初めて、活性酸素スーパーオキシドによる非酵素経路を発見しました。
テルペノイドは天然物の中で最も数が多い物質群で、ホルモン・フェロモン・薬剤・香料・食品機能性素材など、多くの生理活性物質が知られています。本研究は、テルペノイドの生合成経路の全容解明へ新たな道を拓き、新しい生命現象発見や新しい物質創出の糸口となる成果です。
本件に関するお問い合わせ先
農学部総務係
電話 025-262-6603
他のニュースも読む
-
研究成果 2024年05月14日
新規結核ブースターワクチン候補分子の提案-結核菌生来の翻訳後修飾を有する蛋白質の優れたインターフェロンガンマ誘導性-
-
研究成果 2024年04月26日
指定難病「視神経脊髄炎」の炎症を正負に制御する免疫ダイナミクスを発見-好中球とT細胞制御を目指した新たな治療法に道-
-
研究成果 2024年04月26日
難治性卵巣がんの治療抵抗性を引き起こす細胞間の協調作用を発見~「がん関連線維芽細胞」を標的とした新しい治療法開発に期待~
-
研究成果 2024年04月15日
糖尿病性神経障害発症における細胞外基質の役割を解明-コンドロイチン硫酸の発現調節による症状軽減化と新たな治療戦略への期待-